妊娠・出産

妊婦さんはお寿司を食べても大丈夫?大丈夫なネタ・気をつけたいネタまとめ

妊娠して嬉しい気持ちは束の間、妊婦さんって思ったより沢山

「食べてはいけないモノ」

「注意した方がいいモノ」

が多いなあ…と感じる事はありませんか?

 

かくいう筆者も気をつけなければならないモノの多さに妊娠してから驚きました…

 

また、妊婦さんは妊娠すると、すっぱいものが食べたくなる方が多いかと思いますが、その中の一つ「お寿司」は気をつけなければいけない…なんて耳にした事もあるのでは?

 

今回は妊娠中の「お寿司」について、気をつけるポイントやオススメ・要注意ネタについてお伝え致します!

 

妊婦さんがお寿司に気をつけなければならない理由は?

では何故、妊婦さんがお寿司を注意して食べなければならないのでしょうか?

いくつかの理由がありますので順に、見てみましょう。

 

1.食中毒の危険が普段より高まるから

妊娠中は普段よりも免疫力が下がると言われています。

そのため、普段なら食べてなんら問題ないものでも、食中毒を起こす危険が増えるのです。

妊婦・高齢者の方は、健康な成人の20倍も食中毒にかかりやすい、なんてデータもあるほどなんです!

生魚の中には、ノロウィルス・リステリア・腸炎ビブリオなど、食中毒を引き起こす元となる、細菌が潜んでいる可能性があります。

妊婦さんが食中毒になる事によって、赤ちゃんの発育に影響が出てしまう可能性も否めません。

また、妊婦さんが食中毒になったとしても、処方できる薬が限られており、十分な処置が出来ない事も。

特に、リステリア菌については、胎盤・胎児への感染、最悪の場合は流産に至る可能性まで指摘されています。

 

2.水銀摂取の危険

魚介類は食物連鎖の頂点に君臨するものもいくつかあります。

その場合、自然界に存在する「メチル水銀」が多く含まれているものも。

 

通常、この「メチル水銀」は摂取しても少しずつ体外に排出されるので、普段は特段気にする必要はないのですが、胎児にはこの「水銀」を排出する機能がないんです。

そのため、妊婦さんの体に多くの水銀が取り込まれてしまった場合、赤ちゃんが神経障害や発達障害を起こす恐れがある、と言われています。

出典:厚生労働省(魚介類に含まれる水銀について)

 

 

厚生労働省のガイドラインでも、キンメダイ・メカジキ・クロマグロなどは週に1回(80g)まで、マカジキ・ミナミマグロ・クロムツは週に2回(160g)まで、というガイドラインが引かれています。

少量であれば問題ないですが、食べ過ぎには注意したいですね。

 

 妊婦さんにオススメのお寿司ネタ

さて、妊婦さんがお寿司を注意して食べなければいけない理由が分かった所で、

妊婦さんが食べても安心!なネタについていくつかご紹介したいと思います。

 

1.蒸し海老

生海老や甘エビは食中毒のリスクがあるため、避けた方が無難ですが、ボイルした海老であれば、その不安はありません。

ちなみに、海老は水銀量の心配をする事もありませんので、その点も安心ですね!

海老マヨ軍艦・手巻き寿司などもOKです!

 

2.ボイルたこ

ボイルたこも蒸し海老と同じように火が通してあるので安心ですね。

「生たこ」「ボイルたこ」と区別してあるお寿司屋さんも多いですが、念のため確認してから注文して下さい。

ボイルたこをつかってあるサラダ軍艦も食べてOKですよ。

 

3.たまご焼き

お寿司屋さんの卵焼きは中までしっかりと火が通してあるので、安心です。

また妊婦さんは妊娠期間中「動物性たんぱく質」の必要性が増すのですが、

たまごはタンパク質がたっぷり含まれているので、是非摂取したい食べ物の一つです。

 

ちなみに生たまごは食中毒のリスク有りですので、避けて下さいね。

 

4.ツナマヨ・コーンマヨ軍艦

お子様が大好きなツナマヨ・コーンマヨ軍艦。

ツナは缶詰めのツナを使ってありますので、しっかりと加熱がされており、食べても安心です。

お子様の頃の気持ちを思い出して、食べてみては…?

 

妊婦さんが気をつけたいお寿司ネタ

1.マグロ

冒頭でお伝えした「水銀」を多く含む魚の代表格が「マグロ」です。

ただし、種類によって水銀量は異なります。

インドマグロ・本マグロ・メバチマグロは水銀量が多く含まれているので要注意です。

 

2.生ハム

妊婦さんが掛かりやすい食中毒の一つが「リステリア菌」です。

リステリア菌は塩分にも強く、冷蔵庫でも繁殖する怖い菌。

生ハムは、リステリア菌が潜んでいる可能性が高い食品の一つです

加熱をしていないタイプのものは避けるようにしましょう。

 

3.スモークサーモン

こちらも生ハムと同様、リステリア菌が潜んでいる可能性が高い食品です。

加熱してあれば食べても大丈夫ですが、加熱してない場合は避けましょう。

 

妊婦さんとお寿司

以上、妊婦さんとお寿司についてまとめました。

お魚自体は良質なたんぱく源であり、赤ちゃんの脳や神経組織の発達・血栓の予防に役立つDHAやEPAU(必須脂肪酸)を多く含みます。

いくつかの注意点を守りながら、であれば、お寿司も食べられますので、

体調・鮮度・水銀量などにも少し気を配りながら、妊娠中の食事を楽しんで下さいね♪

トラブルなく、ストレスなく、無事赤ちゃんが生まれる事を祈っています!
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ママハピライフ管理人
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ママハピライフは子育てに関する情報に加えて先輩ママさんの経験談を元に子供の成長段階別に紹介していきます。