妊娠・出産

流産してしまった!心の回復方法は?

流産してしまった。

決して母体のせいでなくても、自分を責めてしまう人も多いと思います。

どうして自分の赤ちゃんがこんなことに。また妊娠できるのだろうか。

暗い気持ちを晴らすにはどうしたらいいのでしょうか。

今回は、流産をしてしまった場合、経験者の方がどのように気持ちを立て直しているかご紹介します。

 

流産の種類

そもそも流産は下記のものに分類されます。

繋留流産

胎内で胎児が死亡して、妊娠が継続できない状態になっても、胎児が子宮内に留まっている状態のことです。

出血や痛みなどの自覚症状がないことも多く、検診で初めて発覚することがほとんどです。

 

進行流産

流産が進行していて、胎児を包む膜や血などが流れ出てきている状態を指します

進行流産はその後の状態により下記に分けられます。

完全流産


胎児を含む子宮内のものがすべて排出されきった状態

不全流産


胎児や胎盤などの一部がまだ子宮内に残ったままになっている状態

 

*ここでは一般的に「流産」としてカウントされるものをご紹介しています。

 

流産後の処置について

繋留流産や不全流産の場合、子宮内の内容物を綺麗にする必要があります。

妊娠が継続できなくなれば、身体は自然と子宮内容物を排出するように働きます。

しかし、自然排出はいつ起こるか不明であり、大量出血や激しい痛みを伴うともされています。

また、亡くなった胎児を体内に留めて置くと感染症などのリスクも高まるとされています。

そのため、病院での除去手術を選ぶ人も少なくありません。

手術は子宮の内容物を掻き出す「搔爬手術」や「吸引手術」があります。

どちらも前処理と含めて、日帰り入院や1泊程度の入院で終えることが出来ます。

その後一週間程経ったところで術後の経過を診察してもらうのが一般的です。

 

流産経験者の立ち直り方

約15%の確立で起きてしまう流産ですが、経験された方がその後どのように気持ちを回復させたか紹介します。

・夫と気持ちを共有する(少しでも気持ちを理解してもらう)
・流産を経験した友人やインターネットで同様の経験者と話をする。
・供養のためにエコー写真を整理する。
・妊娠していると出来ないことをする。(アルコール、激しいスポーツ)
・我慢せずに思いっきり泣く
・長距離の移動を伴う旅行に行く

私の体験談

私自身が流産と診断されてから、どのように過ごしたかをご紹介します。

私の経験談・6週目の検診で胎児の心拍を確認→9週目の検診で心拍停止

・10週目で繋留流産の診断→搔爬手術にて子宮内容物の除去

 

流産を告げられた時は、頭が真っ白になり、何かと夫に連絡をしたことを覚えています。

次の検診まで、必死に回復する見込みがないか調べましたが、残念ながら繋留流産の診断を受けました。

自転車に乗って通勤したのがいけなかったのか。身体を冷やしてしまったのがいけなかったのか、と自分を責め続けました。

染色体の異常によるものだと説明されましたが、すぐに受け入れることは出来ませんでした

 

結局、仕事の都合もあったので、搔爬手術を選びましたが全身麻酔をしている間に済んでしまったので、身体の負担を考えると手術をしてよかったと思います。

手術翌日には気持ちの区切りをつけるため、夫婦だけで水子供養に行きました。

きちんとお別れをすることで、少しでも前向きになれたので行ってよかったです。

術後一週間は不正出血も続いた為、仕事も休暇をもらい安静にしていました。

その後は身体の痛みなどもなかったので、仕事に復帰しても問題ありませんでした。

次の妊娠は3回生理が来てからということで3ヶ月程妊活から離れ、気持ちを切り替えられました。

私も他の方と同じように、流産経験者のブログや体験談を読むことが多くなりました。

同じ数週で流産された方の話を見ると、辛い思いをしたのは自分だけではないのだと感じられました。

それ以外にも、次の妊娠が可能になるまで、行ってみたかった居酒屋やバーなどに夫婦で出かけました。

また、テーマパークで妊娠中は乗れないアトラクションなどに乗るなど、妊娠していないからこそ出来ることを探したように思います。

このようにして過ごすうちに、流産のショックも少しずつ和らぎました。

 

まとめ

流産はすぐに受け止められるものではありません。

私も流産後には妊娠した友人に会うのを止めたくなり、子供の写真が載っている年賀状のやりとりも事情を話して遠慮させてもらいました。

無事に出産した人と自分を比べてしまい、1人で落ち込むことも多かったです。

どうして自分の赤ちゃんはダメだったのか、考えては人を羨ましがることもありました。

赤ちゃんとの未来が失われてしまった喪失感はすぐに消えるはずがありません。

しかし、自分が流産をしてしまったからこそ、共に乗り越えた夫との絆がより強固になった実感がありました。

また、子供を授かり無事に育ってくれることがどれだけ尊いことか、改めて教えてもらったと思います。

流産をしてしまったとしても少しずつ心と身体を回復させて、また赤ちゃんと出会える日に備えたいですね。

ABOUT ME
ママハピライフ管理人
ママハピライフ管理人
ママハピライフは子育てに関する情報に加えて先輩ママさんの経験談を元に子供の成長段階別に紹介していきます。