妊娠・出産

安定期は妊娠何週目からいつまで?気をつけたいこと・やっておくべきことは?

「安定期って妊娠何ヶ月のことを言うんだろう?」

「いつまでが安定期なのかな?」

「旅行ってしてもいいの?」

「やっておいた方がいいことってあるのかな?」

辛いつわりがひと段落し、体調も落ち着いてくる安定期。

ですが、安定期とはそもそもどの期間を指すのでしょうか?

今回は安定期の期間や過ごし方などについてお話していきたいと思います。

 

 

そもそも安定期っていつからいつまで?

 

一般的につわりが落ち着き、初期に比べると流産の可能性が低くなる妊娠16週から27週(妊娠5ヶ月~7ヶ月)のことを指します。

安定期頃になるとママのお腹の中で胎盤が完成し、体調が安定させてくれると考えられています。

また、体調第一ではありますがマタニティヨガやウォーキングなど軽い運動を楽しむこともできますし、18週頃からは胎動を感じる方も多くなるので妊娠していることに喜びを大きく感じられる時期でもあります。

安定期でも気をつけたいことは?

流産は妊娠12週より早い時期に起こるのが全体の8割を占めるといわれています。

ですが、安定期だからといって流産が起こらないわけではありません。

妊娠初期の流産はほとんどが胎児側の染色体異常が原因であるのに対し、中期以降の流産はママの感染症、飲酒、タバコが関係していると指摘されています。

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安定期だからといって長時間外出して体調が悪化するとママだけでなく赤ちゃんにも危険が及びますので無理をせず、また、自分の体力を過信しないようにしましょう。

そして、何か少しでもいつもと違う時など気になることがある場合は必ず医師に相談するようにして下さい。

 

今やっておくと安心!安定期にやっておいた方がいいことは?

分娩する医療機関を決定、分娩予約を確保

最近は産婦人科の減少で「妊婦検診はしてくれても分娩は受け入れてもらえない」という医療機関もあるので今通っている医療機関で出産できるかどうか必ず確認をし、必要なら分娩予約をしましょう。

里帰り出産をするという方は地元に分娩を受け入れてくれる医療機関があるか調べ、いつ頃から里帰りするべきか病院に問い合わせて確認して下さい。

また、転院する場合は医師の紹介状がいりますのでその旨を現在通っている産婦人科の医師にもきちんと伝えて下さいね。

医療機関によっては里帰りするよりも前に一度検診して欲しいと言われることもあります。

 

私も実家近くの総合病院で里帰り出産をしたのですが、「妊娠20週前後に一度受診して欲しい」と言われて新幹線に乗って検診を受けに行きました。

 

 

全ての病院が受診して欲しいと言われるわけではないと思いますが、こういった場合もあるのでしっかり確認しておきましょう。

両親学級に参加してパパをイクメンに!?

妊娠や出産について正しい知識を教えてくれたり、新生児のお世話の仕方を教えてくれたり、これからパパママになる夫婦にピッタリなイベントが両親学級です。

通っている産婦人科で開催されている場合や市町村など自治体が行っている場合もあります。

私は安定期に旦那さんと市町村が開催している両親学級に参加したのですが、妊婦さんはどれほど身体が重いか、重たいベストを着て体感した旦那さんはそれ以降、スーパーへの買い出しの際は買い物袋を全部持ってくれるようになりました(笑)

また、オムツ替え指導や沐浴指導があったので等身大の人形を使って赤ちゃんの練習した旦那さんは、生まれてからもオムツ替えや沐浴をよく手伝ってくれました。

夫婦で協力して子育てをしたいという方はぜひパパも一緒に参加することをおすすめします。

歯周病は早産のリスクが!歯の治療を済まそう

つわりでしょっちゅう食べ物を口に入れたり、しんどくて歯磨きがきちんとできていなかったりと妊娠中は虫歯になりやすいものです。

意外と知られていませんが、虫歯の細菌や歯周病は胎児が大きくなることができなくなったり、早産のリスクが高まったりすると指摘されているので注意が必要です。(※2)

出典: NPO法人日本臨床歯周病学会

 

虫歯だけでなく、歯茎の腫れや出血などが見られる場合は早めに歯医者さんへ行きましょう。

お腹が大きくなる前から!妊娠線のケアを忘れずに

お腹の表皮が急激に伸ばされて裂けてしまうと妊娠線ができてしまいます。

妊娠線は一度できてしまうと薄くなることはあっても消えてはくれないので、お腹が大きくなる前の妊娠5ヶ月頃からケアしておきましょう。

お腹にばかり気をつけがちですが、胸、太もも、おしり、二の腕など皮下脂肪がつきやすい場所にもできるのでローション、クリーム、オイルなど肌に合うものでケアして下さいね。

 

ベビーグッズもリサーチを開始

買うのは出産直前で大丈夫ですが、産前産後に慌てて買いすぎてあまり使わない物を無駄買いしてしまわないようにベビーグッズの情報収集を始めましょう。

ポイントは出産前に買いすぎず、きちんとリサーチしておくことです。必要な物をリストアップして短い期間で済みそうなものは中古で検討する、レンタルを利用するのもいいですね。

また、既に出産した人に声をかければ譲ってもらえる場合や貸してもらえる場合もあるのでお下がりも上手に活用してみて下さい。

身近に出産した人がいればアドバイスを求めると参考になって◎。

 

あと少しで家族が増える…だからこそ夫婦二人きりの時間を大切に

子どもが生まれれば旦那さんと二人きりで過ごす時間はどんどん減ってしまいます。

それは別に悲しいことではないですが、いざ子どもが生まれるとそんな時間も懐かしく思えるものです。

筆者は上の子を妊娠中は旦那さんと大人だけが行くような豪華なステーキハウスに行き、下の子を妊娠中の安定期は上の子と3人で水族館に泊りがけで行きました。

今、下の子が生まれて毎日が目まぐるしく過ぎていく今日この頃はどちらもとても良い思い出です。

もちろん「海外旅行に行きたい!」というのはちょっと体調の変化も激しいのでおすすめできませんが、切迫流産や早産の危険性がなく体調も安定しているようであれば安定期にちょっとしたお出かけをして家族の絆を深めるのもおすすめです。

 

赤ちゃんのことは気にかけつつ、楽しいマタニティライフを過ごして

いかがでしたか?

安定期と聞くとなんだか色々としてしまいたくなるとは思いますが、ママの体調は赤ちゃんの体調に直結しますので無理をしないことが大前提です。

 

運動や旅行も体調が第一、ママが心地よいと感じる程度にとどめるようにして楽しいマタニティライフを過ごして下さいね。

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ママハピライフ管理人
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