新生児・乳児

オムツ替えの目的とは?!必ず知っておきたいオムツ替えの心得!

一日何回も行うオムツ替えに、目的があるなんて考えたことはありますか?

目的と言えば、おしっこやうんちを取り除いて清潔にすること以外にあるのでしょうか。

実は他にも大事な目的があるのです。

おむつを替える時間は、オムツはずれを迎えるまでのお子さんとの貴重な時間なのです。

汚い・臭い・めんどくさいなんて気持ちもあるとは思いますが、オムツ替え目的を知らないでオムツはずれを迎えてしまうなんてもったいないのです。

私の子供はもうオムツを卒業してしまいましたが、私ももっと早く気付けたらよかったと後悔しているくらいです。

保育士として毎日オムツ替えをしている私が辿り着いた、オムツ替えの心得を是非この機会に習得してみてください。

 

タイプ別、オムツの正しい替え方

オムツ替えの目的を知る前に、正しいオムツの替え方はご存じですか?

泣いている子供を前に慌てて替えてはい終わり!としているママも多いのではないでしょうか。

私も、子育てに追われていたときはオムツ替えはスピード勝負と思っていました。

そうなると、オムツがずれていたりキツく締めすぎたりと正しい替え方とはかけ離れてしまうものです。

テープタイプの場合

両足首を持って替えてしまいがちですが、新生児の場合は脱臼などの恐れもあるのでなるべくやめましょう。

膝から太ももの裏側あたりを押さえつつ替えられるのがベストですが、暴れたりしてうまくいかないこともあると思います。

その場合は足首をひっぱるのではなく、お腹につけるように優しく押さえてみてください。

パンツタイプの場合

パンツタイプになるタイミングは、寝返りなどを覚えてオムツ替えの最中に大人しくしてくれなくなるタイミングであることがほとんどです。

おしっこならまだしも、うんちのときに暴れられると大惨事になります。

おもちゃを渡したり、歌を歌ったりして気をひいている間に替えてしまいましょう。

替えようとしている未使用のオムツや、お尻拭きなどを渡すと意外に大人しくしてくれる事もありますよ。

つかまり立ちができるなら、立って替えてしまうのも早いし楽です。

 

どちらのタイプにも共通していることは、履かせたあとにかならず足の付け根のギャザーを出しましょう。

これができていないと、おしっこやうんち漏れの可能性がグンと上がるのです。

 

サイズアップの目安は、足の付け根やお腹回りにオムツの跡がついたらと覚えておいてください。

お腹とオムツの隙間が指2本分くらいできるのがベストです。

 

オムツを替えるタイミングは?

オムツ替えをするタイミング、それはズバリおしっこやうんちが出ているときです。

しかし、おしっこやうんちの頻度・量は子供によってもその日によっても違います。

同じ時間でも、昨日は全然出ていなかったのに今日は漏れるほど出ていたなんて事もあります。

汚いオムツをつけているのは、衛生面からも健康面からもなるべく短い時間でいたいですよね。

出掛ける前、車を降りる前、遊び終わったときなど節目節目で必ずオムツチェックをしてあげましょう。

そのためには、オムツ・オムツ替えマット・臭わないタイプのビニール袋・お尻拭きなどオムツ替えセットは常に常備しておく必要があります。

オムツ替えで大事にしたいこと

正しいオムツ替えやタイミングを知ったら、次は本題の目的です。

目的というのは大きな括りになりますが、心得・大事にしてほしいことを知ってほしいと思います。

 

よく言われるのは、赤ちゃんとのスキンシップということです。

目をみて、肌に触れ合うことは、会話のできない赤ちゃんとの貴重なコミュニケーションの時間なのです。

オムツ替えを嫌がる子の中には、ママが一生懸命のあまり怖い顔で覗き込んでいることが原因の場合があります。

 

慌ただしい毎日だとついちゃちゃっと終わりにしてしまいがちですが、オムツ替えマットに寝かせる段階から目と目を合わせてママとの世界を作り上げてください。

そしてたくさん語りかけてあげてください。

そしてたくさん触ってあげましょう。機嫌の悪かった赤ちゃんもママにたくさん撫でてもらえば気持ちも落ち着くものです。

 

手当てということばがあるくらい、昔から人の手には病をも治すほどの力があると言われているのです。

実際には病は手をかざすだけでは治りませんが、気持ちを癒す不思議な力はあります。

大人も大好きなひとに頭を撫でられたり、背中をさすってもらえたりすると元気が出たような気になりますよね。

赤ちゃんもママの手が大好きです。

 

優しい言葉と沢山の愛情と癒しを浴びせてあげてくださいね。

 

もちろん、そんな穏やかな時間を毎回オムツ替えに充てられるわけはありませんよね。

そんなときは、オムツを替え終わったときに「気持ちよかったね」「すっきりしたね」などと意識して声をかけてあげてください。

オムツを替えたら気持ちいいし、自分にとって良いことという感覚を持てるような言葉かけは、意外と大事になってくるのです。

そして、健康観察の機会とも言えます。

おしっこやうんちの状態を確認することは、赤ちゃんの些細な変化・異常に気付くきっかけになります。

外から見ただけでは分からない病気に気付けたりもするのです。

また、直接肌に触れるので熱や発疹にもいち早く気付くことができます。

私はオムツ替えをするときは必ずお腹や背中まで触るようにしています。

マッサージのつもりですが、それで異変に気付けることもあるのです。

 

まとめ

 

オムツ替えをする上で忘れてほしくないことは

・オムツ替えの手順や正しいやり方を覚える
・オムツを替えるタイミングはいつも同じではない
・オムツ替えは赤ちゃんにとって最高のコミュニケーション
・健康状態を知る大切な時間

ということです。

オムツ替えの目的は、汚れたオムツを綺麗なオムツに替えるということだけではありません。

その裏側にある、赤ちゃんとママだけのかけがえのない時間であるということを心に留めておいてください。

長い子育ての期間、オムツを替えてあげられる時間はほんのわずかな時間です。

手が離れていく分、目と目を合わせて触れあい過ごす時間も減っていきます。

オムツ替えをする時期は、一番気の休まらない時期だとは思います。

毎回穏やかな中でのオムツ替えができなくてもいいのです。

頭の隅に心得として持っていてくれれば、それだけで自然とオムツ替えの時間を大切に、より一層子育ての時間を丁寧に過ごしていけるはずです。

 

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ママハピライフ管理人
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