妊娠・出産

妊娠時の葉酸はいつからいつまで?どれ位必要?分かりやすく解説します!

妊娠した!妊娠したい…等と思った際、よく聞こえてくる言葉の一つが「葉酸」ではないでしょうか?

妊娠をして、初めて聞いたという方もいらっしゃるかと思います。

この記事では、そもそも葉酸って何?妊娠時にいつ・どれくらい必要なの?

といった疑問に分かりやすくお答え致します!

 

そもそも「葉酸」って何なの?妊娠時に必要と言われるのは何故?

「葉酸」とは、ビタミンB群の一種です。

色々な働きがありますが、主な働きは、細胞の生成・再生を促す事です。

 

特に、妊娠初期においては、胎児の細胞分裂が盛んに行われます。

その影響もあり、実はこの時期は、「神経管閉鎖障害」という、脳や脊髄のもととなる神経管がうまく形成されない病気の発症リスクが高いとも言われているんです。

この時期に葉酸を積極的に摂取する事で、上記のような障害のリスクを大幅に削減出来ると言われています。

実は、この細胞分裂、受精の直後から10週以内が最も頻繁に生じると言われているため、妊活をしている方が、妊娠前から飲むのもオススメなんですよ!

 

また、葉酸は、赤血球を作る際に必要な栄養素でもあるため、胎児に栄養素や血液を送る必要がある妊婦さんには妊娠期間中を通して、必要不可欠の栄養素と言われています。

 

更に!赤ちゃんが生まれた後、母乳をあげる際にも、葉酸は必要な栄養素となってきます。

母乳はご存知の通り血液から作られているため、造血を助ける作用を持つ葉酸を積極的に摂取する事で、母乳の質を高める事が出来るんですよ!

 

つまり、葉酸は、妊娠前から卒乳まで、長い間必要な超重要栄養素、という事になります。

 

ちなみに、実はこの「葉酸」の重要性は、厚生労働省も認めており、なんと!母子手帳にも「妊娠中の葉酸摂取について」という項目が設けられているんですよ!

葉酸が妊娠においてどれだけ重要な栄養素か、よーく分かっていただけたでしょうか?

 

妊娠中葉酸おすすめ摂取法

葉酸の必要性が分かっていただけた所で、おすすめの食材や摂取法について、お伝え致します。

「葉酸」という名前の通り、緑色の野菜―ほうれん草・枝豆・アスパラガス・ブロッコリー・アボカド等は葉酸を多く含む食材です。

また、大豆製品や、イチゴ等にも葉酸は含まれているんですよ。

 

その他、レバー・ウナギ等にも葉酸は含まれているのですが、この食品は同時に「ビタミンA」も含む食品です。

この「ビタミンA」、妊娠初期(12週まで)に続けて大量に摂取をすると、赤ちゃんに影響を与えることが報告されています。ですので、特に初期は、この2品以外から葉酸を摂取するように心がけましょう。

 

ただし、葉酸は加熱によって失われやすい・水溶性のため水に溶けやすい・尿で排出されやすい等の特徴があり、毎日の必要摂取量(妊娠期間全期間を通して480μg)を食事からのみで補おうとするのは大変です。

 

妊婦コーナーや、赤ちゃん用品のコーナーに行くと、必ずと言っていいほど「葉酸」を含むサプリメントが販売されていますので、そういった製品も上手に活用しながら、葉酸を摂取してみて下さい!

 

 

「妊婦コーナーに行くのはちょっと恥ずかしい…」という方は市販の薬局のサプリメントコーナーでも取りそろえていることがありますので、そちらも併せて覗いて見て下さいね。

 

 

妊娠時に欠かせない「葉酸」。意識的に摂取しよう!

以上、簡単ではありますが、妊娠期間中に欠かせない栄養素「葉酸」についてお伝え致しました。

葉酸は妊娠を考え始めたその時から、赤ちゃんが卒乳するまで、長い間必要とされる栄養素です。

豊富に含まれる食材を知った上で、サプリ等を上手に使いながら、必要量が不足しないように摂取していって下さい!

無事、元気な赤ちゃんが産まれる事を祈っています♪

 

 

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ママハピライフ管理人
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