「一人でこんなに大変なのに二人目産んでから大丈夫かな…」
「上の子ってやっぱり赤ちゃん返りするの?」
「トイレトレーニング中だけどオムツに戻っちゃったらどうしよう…」
二人目の出産まであと少し、辛かったつわりも落ち着き、胎動をしっかり感じるようになって幸せいっぱいではあるものの、イヤイヤ期の上の子をお世話に手を焼いていた私は産後の二人育児が不安で仕方ありませんでした。
「案ずるより産むが易し」という言葉もありますが、“産んだからって何とかなるなんてとても思えない!”というのが私の本音で夜中に何度も「二人目 出産 お世話 どうする」など検索しては対策を考えていました。
今回は私のように産後の二人育児について不安を抱えている方に向けて少しでも産後の不安が減るように、私の対策や産後育児の実体験をお話ししていきたいと思います。
私が不安だったことリスト
出産後入院中、上の子が私なしで大丈夫か
私は二人目の出産時、実家に里帰りをしたのですがその頃の上の子はまだ二歳でイヤイヤ期でした。二歳のイヤイヤ期の何が大変かというと、なにせ言葉がまだ拙いので、子どもの意図を汲むのがとても難しいのです。毎日一緒の母親の私ですら何を言っているのか、何を訴えているのか分からないこともしばしばでギャン泣きされることも多々あり、実家の両親達が入院中手を焼かないか本当に心配でした。また、私は普段実家から新幹線でしか行けない距離で生活しているので、子どもを預けて家を空けたことがほとんどなく、ましてや泊まりで数日など一度もなかったので上の子が大泣きしないかとても心配でした。
赤ちゃん返りしたらどうする?
上の子は赤ちゃんが生まれたら、赤ちゃんに嫉妬して赤ちゃん返りするのではないだろうかと思ったのですがどのように行動すべきなのか分かりませんでした。また、突然やってきた赤ちゃんに親の愛情を取られて赤ちゃんに意地悪したりする子もいるので、私はそれにものすごく怒ってしまいそうで心配でした。
トイレトレーニングが水の泡!?オムツに戻ったらどうしよう…
上の子は下の子の出産時、トイレトレーニングをほぼ完了していてトイレに行きたくなったら「おしっこ」「うんち」と言えるようになっていました。妊娠中のトイレトレーニングはとても大変だったので「またお漏らしが増えたらどうしよう…」と言う不安がありました。
夜中の授乳で睡眠不足になったら、日中上の子のお世話はどうする?
上の子は寝かしつけや夜泣きが本当に大変な子だったので、1歳を過ぎるまで私はほとんど寝不足でした。その時は日中二人だけだったので、子どもが寝れば私も所構わず寝ていましたが今回はそうはいきません。赤ちゃんが生まれても二歳児の相手をしなくてはならないので、寝不足になった時に上の子のお世話をどうするのか分かりませんでした。
私がやった不安への対策と産後の状態の実録!
入院に備え、早めに里帰りして両親に懐いてもらう作戦
産後数日間の入院はどうしても避けられないので、私は早めに里帰りをして多くの時間を過ごすことで上の子が両親に懐いてくれるようにしました。上の子と母が一緒にお風呂に入ったり、父と公園に行ったり、上の子が嫌がらなければ両親と三人だけで寝てもらったり…両親に積極的に関わってもらって、私がいなくても上の子が楽しく過ごせるようにしました。結果、出産後に入院した時は、夜中に起きだすことはあったようですが上の子は両親となんの問題もなく過ごせたようです。また、母も私の心配を汲んで「あとばぁばと○回ねんねしたらお母さん帰ってくるからね」と伝えてくれていたので上の子もパニックになることなく入院を終えることができました。
「もうすぐ赤ちゃんがくるよ」予告作戦
ある日突然赤ちゃんがきたら、上の子がビックリすると思ったのでお腹が大きくなり始めた頃から私は「もうすぐ赤ちゃんがくるんだよ」とお風呂の時に上の子に伝えるようにしていました。また「赤ちゃんが生まれたら、大変だと思うけどお母さんは○○(上の子の名前)のことが一番大好きだからね」とできるだけ愛情を言葉にするようにしました。その後赤ちゃんが生まれてから上の子は私や旦那がビックリするほど下の子の存在をスムーズに受け入れてくれたので、“どうせ分からないから”という大人の思い込みは禁物だとよく分かり、子どもに言葉にして伝える大切さを知りました。
上の子優先&「○○(下の子)はお姉ちゃん大好きだよ」作戦
上の子は赤ちゃんが泣くとぐずる、おしっこを漏らすなどやはり赤ちゃん返りがありました。そんな時は先に二人育児をしていた友達に「とにかく上の子を優先するように」と言われていたのでそうしました。赤ちゃんが泣いていても特に危険な状態でなければそのままにして、上の子を抱きしめました。また、上の子が一緒にいて赤ちゃんが少しでもご機嫌であれば「○○(下の子)はお姉ちゃん大好きだね」「お姉ちゃんがいるとご機嫌だね」と言い続けました。そしてその結果、最初は下の子に対して嫉妬が強かったのですが、今では下の子のオムツやおしりふきを持ってきてくれたり、おもちゃであやしてくれたりとわずか三歳で立派なお姉ちゃんに成長しました。
無理せずオムツにチェンジ!体が第一作戦
赤ちゃんが生まれてから1ヶ月ほどは上の子にお漏らしがありました。どうしようか悩んだのですが、私も産後で体がしんどかったので上の子が嫌がらない日はオムツに頼りました。パンツだと洋服やカーペットなども汚れると洗濯物も増えて産後でフラフラな自分の首を絞めるだけだったので、上の子がオムツで濡らさなくなるまで気長に待ちました。結果的には私の心配をよそに、パンツの方が快適なのか上の子のお漏らしもそこまで続かなかったので必要経費だと思ってオムツにして本当によかったと思います。
寝不足ならばとにかくゴロゴロ!ゴロゴロ遊び作戦
下の子は上の子ほどではなかったですが夜泣きや授乳でやはり体が辛いときも多々ありました。そんな時でも上の子は「遊んで!」と寄って来る一方…そこで私はとにかく寝転んだまま遊べるもので上の子と遊びました。具体的には、パズル、積み木、お絵かき、塗り絵などです。外遊びに連れて行けないのは申し訳なかったですが、産後の傷が痛むのもありましたし、無理して私が倒れたらその方が子ども達は危ないと思ったので「今だけだからごめん」と割り切りました。
産後の育児は大変ですが、今はとっても幸せです
産後4ヶ月間は正直とても壮絶でした。洗濯物は畳めない、部屋はおもちゃで散らかる、料理は手抜きで掃除もそこそこ…上の子に当たってしまったこともありましたし、上の子と遊びながら気付いたら寝落ちしていて「ハッ!」と起きたら横で子ども達がお昼寝していたなんてこともありました。でも、今では立派にお姉ちゃんになった上の子と表情が出てきた下の子とが笑い合っている姿を見ると、可愛くて愛おしくて本当に産んで良かったと思います。あなたも産後の自分が想像できなくて不安だと思いますが、大変なこと以上に今までと違う幸せも感じることができるので色々な対策をしながら乗り切ってくださいね。