私には2歳差で娘と息子を出産しました。
2人共帝王切開での出産ですが、娘は出産予定日から13日経過しても産まれてこなかったので「緊急帝王切開」、息子は娘を帝王切開で出産していたので出産予定日より10日早く「予定帝王切開」で出産しました。
帝王切開で出産する方法や出産前後の私の生活について2人出産後基本変わりなく身体は元気でした。
私は、娘の帝王切開での出産が大変だと感じたので、その時の状況についてお伝えしていきます。
自然分娩を希望していましたが…
私は主人と結婚が決まってから半年以内に娘を妊娠しました。
その時は大学病院の診療補助として働いていましたので、患者様が入院して退院していく様子を見てきましたし、多くの女性看護師さんが妊娠・出産・産前産後休暇取得・産後復帰する様子や話しを聞いてきました。
しかし、医療現場は体力的にも精神的にも大変で不規則勤務の為流産しやすく、正職員の方は時短勤務や夜勤免除を希望しても叶わない方が多いのが現実です。
私は日勤のみで夜勤や休日出勤はありませんでしたが、電車とバスを乗り継いで通勤時間が1時間半かかりましたので、流産しない様にと不安でした。
主人には、
「流産する恐れがあるから直ぐに退職してほしい。」
と言われましたが、年度末退職が原則の為、3月末迄在籍しました。
産休所得して退職したので妊娠36週目以降週1~2回、産婦人科の妊婦さんサークルに通って近くの公園を散歩したりマタニティーヨガに参加して身体を動かして陣痛が来るのを待っていました。
しかし、出産予定日になっても陣痛は来ない、自宅周辺を長距離も含めて散歩していましたが、陣痛の兆候は全く無かったので出産予定日から10日過ぎてから促進剤を打つために入院しましたが、帝王切開での出産へ覚悟が少しずつ出来ました。
その間に、一緒に妊婦さんサークルに通っていたお母さん達が出産したとスタッフさん達から聞いて自然分娩でのタイムリミットが近づいている焦りと嫉妬、もう少し歩いておけば陣痛が来たのではないかという後悔もありました。
緊急帝王切開での出産が決まった時
入院が少し重なった妊婦さんサークルで出会ったお母さんが病室を訪ねてくれました。
そして、友達が子供さん2人を帝王切開で出産していたので、予定日を過ぎても出産していなかったので帝王切開体験談を聞いたり、帝王切開出産当日午前中電話で話していました。
助産師さんは廊下に私の電話する声が聞こえていたかもしれませんが、気にせずに?友達と20分位電話で話をしていました。
私の心境を聞いてもらいましたが、
「もうすぐ赤ちゃんが産まれるね。出産頑張って!」
と励ましの言葉を頂きました。
無事に出産出来ましたので良かったですが、尿管が苦痛(不思議なことに慣れていきましたが。)で早く取ってほしかったです。
この事から、帝王切開で出産したお母さんと話しをすると、「帝王切開出産仲間」として結束力が出来ました。
帝王切開出産前後の食事と身体について
身体は助産師さんが驚くほど元気でした!
「身体が痛くて歩くのが大変なお母さん方が多いですから、あなたはすごい!」
と言って下さいました。
身体が痛いのよりも、尿管が取れたこと、自分の足で歩ける喜びが大きかったですね。
出産して1年後、お腹の傷が痛み出したので産婦人科を受診して薬を頂き、傷口は治りました。
帝王切開での傷口が痛くなったら迷わずお世話になった産婦人科を受診しましょう。
病院の方針とお母さんの体調次第ですが、病気で入院している患者様とは違うので、私の場合は出産前後も含めて通常食(個人病院の場合は食事がホテルの様に豪華なところが多いそうです。)をしっかりと頂きました。
まとめ
帝王切開で出産することについて知って頂けたでしょうか。
「五体満足で赤ちゃんが産まれてくるのは当たりまえ。」
「帝王切開での出産はお産ではない。」
と言う方、身近にいませんか?
自然分娩でも帝王切開でも同じ事が言えますが、出産は命がけです、出産後に赤ちゃんやお母さんの体調が良くないので産婦人科や専門の病院に通院する方もいます。
出産に至る迄には医師・助産師・看護師・ご家族達多くの支えがあるから出産出来ることを覚えていて頂きたいです。