新生児は、まだ自分で体温を調整する機能が十分ではありません。
周りの環境で、すぐに体温が上がったり下がったりしてしまいます。
特に生後1か月間の新生児期は、周りのママやパパが赤ちゃんに適切な環境を整えてあげていただきたいです。
この記事は、出産を控えているママ、育児が始まったばかりのママに読んでいただきたい記事です。
体温調整のポイントについてお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
新生児の体温が不安定になるのはこういう場面!
まずは部屋の環境を整えてあげましょう!
赤ちゃんにクーラーや扇風機を直接当ててはいけないという話は聞かれたことがあるのではないでしょうか?
クーラーはもちろん、扇風機でも強い風であれば赤ちゃんが冷えてしまうことがあります。
風を感じない程度の離れた場所に赤ちゃんを寝かせてあげましょう。
しかし、直接の風などに注意しておけば、室温に関しては気にしすぎなくても大丈夫です!
室温の目安はありますが、「何度でないとダメ!」というほど厳密ではありません。
基本的にはママが心地いいと思える室温で構わないのです。
暑がりのパパに合わせると寒すぎるので、その場合は注意してあげてくださいね。
同様に、冬の時期も温めようとしすぎなくても、基本的には大人が快適と感じる環境で大丈夫です。
こたつの中やホットカーペットの上で寝かせたり、アンカを直接当てることなどは避けましょう。
アンカを使う場合は、10㎝程度話して使用してあげてくださいね。
沐浴のときも注意しましょう。
赤ちゃんは体温調整が未熟なので、沐浴のときにもいくつかの注意点があります。
まずは、時間を長くかけすぎないことです。
赤ちゃんがのぼせてしまうので、お湯につかっている時間は5分くらいで終わるようにしましょう。
そして次に室温です。
隙間風などを含めて、風が直接当たるような場所は避けましょう。
また冬の時期にかなり部屋が冷えている場合は、必ず温めてから入れてあげてくださいね。
そして沐浴の時間も重要なポイントです。
夏であればまだ涼しい午前中や夕方に、冬であれば温かい日中に入れるなど、工夫してあげると赤ちゃんも快適に沐浴することができるでしょう。
さらにもう一つポイントがあります。
それは沐浴の後は水分をしっかり拭いてあげることです。
首や足の付け根、背中、脇など、皮膚同士がくっついている部分は拭き取りにくいですが、水分が残っていると赤ちゃんは身体が冷えてしまいます。
注意してあげましょう。
赤ちゃんが寒いか暑いかの判断のポイントはこれ!
赤ちゃんの体温の平熱は36.5~37.5度です。
おおよそ37度前後で過ごせているかを、新生児期の間は最低1日1回体温測定をして確認しましょう。
赤ちゃんが暑く感じているサインは、汗をかいているかどうかです。
暑いと脇に汗をかいたり、布団と接している背中に汗をかいています。
汗をかいている場合は、まずは服や布団を調整してあげましょう。
しかし、実は赤ちゃんはどちらかというとやや寒いくらいの環境のほうが適しています。
なぜなら寒い環境にさらされることで皮膚が強くなるからです。
また熱くて汗をかいていると湿疹の原因にもなってしまいます。
もちろん体温が下がるほどは冷やすことはダメですが、「冷やしたらダメ!」と神経質にならなくても大丈夫なのです。
そして次に赤ちゃんが寒い時のサインです。
寒いときは赤ちゃんの身体が冷えてしまいます。しかし、手先と足先だけが冷えている分には問題ありません。
身体の芯まで冷えている、くちびるや爪が紫色になっている場合は注意しましょう。
まとめ
新生児期の赤ちゃんはまだ体温調整が未熟です。
1日1回は体温を測り、部屋の環境が適切かどうかを確認するようにしましょう。
赤ちゃんの体温は36.5~37.5度が適温ですから、37度前後で過ごせているかを見てあげてくださいね。
体温が平熱から外れていても、基本的には衣服や布団を調整すれば、体温は元に戻ることが多いので焦らず対処しましょう。
また、
・身体の芯まで冷えていたり、くちびるや爪が紫色の場合は寒い
というサインです。
体温以外でもママが気づいて対処してあげてくださいね。
手足だけが冷たい場合は心配いりません。
手足が外に出ていると冷えてしまうのは、体温調整が未熟な赤ちゃんにとっては普通のことなのです。
また部屋の温度調整や沐浴時の注意点についてもお伝えしました。
部屋の温度はあまり神経質にならなくても大丈夫ですよ。
ただし湿度も赤ちゃんにとっては必要ですから、湿温度計が部屋にあると安心かもしれません。
沐浴のときには
・隙間風などに注意する
・皮膚同士がくっついているところに水が残らないようにしっかり拭き取る
などを注意しましょう。
ぜひポイントを押さえて新生児期の育児を楽しんでくださいね!