母乳とミルク　それぞれのいいところはどんなところ？

赤ちゃんが生まれたら、母乳をあげたいな、ミルクをあげたいな。

イメージするのは人によって違うと思います。

関わる先生や助産師さんでも考え方がたくさんあるように、ママさんもいろんな情報を見て悩むと思います。

ここでは、それぞれの特徴を紹介しながら自分にあう赤ちゃんの授乳を考えられたらいいなと思います。

 

母乳の特徴

母乳については、いろいろな研究がされており利点が多くありました。

母乳は赤ちゃんだけではなく、ママにとっても良いことばかりです。

赤ちゃんにとっていいところ

 

ママにとっていいところ

 

そのほかにも、経済的であることや災害などの際にも支援物資など待つことなく、ママがいたら母乳をあげられることも特徴のひとつだと思います。

 

ミルクの特徴

母乳の利点を見てしまうと、ミルクって実際どうなのかな？と思うママも多いと思います。

ミルクにもいいところがちゃんとありました。

 

ママが一人で関わる母乳に比べ、家族みんなで授乳のときに赤ちゃんに関わることができる点が良いなと思います。

では、ミルクは何でできているのでしょうか。

 

粉ミルクは牛乳成分でできています。

牛乳をそのまま加工しているのではなく、有効な成分を取り出して、人間の赤ちゃんに最適と考えられる成分配合で作られています。

ミルクには法律で成分と分量が決められているそうです。

母乳に近い成分で作られており、粉ミルクだけでも赤ちゃんが育つように作られているので安心してミルクを選ぶことができるのではないでしょうか。

 

母乳ってどうやってでるの？

母乳、ミルクそれぞれの特徴を見ると、消化に良かったり、免疫や疾患になりにくいなど赤ちゃんにとってよいとされているのは母乳の方が多いように思います。

しかし、赤ちゃんを産んでだれでもすぐに母乳がたくさん出るわけではありません。

出産後、胎盤がはがれたことで体の中のホルモンが変化します。

母乳を作るホルモンの濃度が濃くなり、赤ちゃんがおっぱいを飲むとまたホルモンの濃度があがるようになっているそうです。

どうしたら母乳がでるのか・・・それは「赤ちゃんにたくさん吸わせること」だそうです。

 

生まれたばかりの赤ちゃんは３時間おきに母乳かミルクを飲みます。

母乳だと消化が良いため、３時間もあかず、１,２時間で母乳をほしがります。

そのたびに母乳をあげることが、ホルモンを刺激し母乳が良く出ることに繋がるそうです。

もちろんママがしっかり食事や水分をとることも必要になってくると思います。

しかし、ストレスや体調などによって必ずみんなが母乳がでるというわけではないそうです。

 

自分がどっちのタイプなのか、楽しく育児できる方を選ぶことがベスト

母乳とミルクの特徴を考えて、自分がどっちの方が楽しく育児ができるのか。

と考えられるといいのかなと思います。

それぞれの特徴を見ると、確かに母乳の方が優れているように感じますが、消化に良いということは、すぐにお腹が減っておっぱいをほしがるということです。

逆に、ミルクは家族誰でも上げることはできますが、夜中の授乳では誰かがミルクを作らないといけないということにもなります。

また、母乳だと授乳室を調べる必要がありますが、ミルクだと荷物は多くなりますが、あまり人目を気にせず上げられることもひとつの違いかなと思います。

いろいろな考えの方がいると思うので、自分はどっちの方が楽しく育児ができるのかなと考えてみるといいと思います。

 

まとめ

 

 

「母乳が出ない」ということが、ストレスに感じたり、ミルクを使うことに後ろめたさを感じるママさんも多いそうです。

しかし、母乳・ミルクは赤ちゃんの栄養のひとつであり、こだわりすぎることで育児がつらくなってしまってはいけないと思います。

母乳で育てる、ミルクで育てる。両方使って育てる。

どの方法でも間違っていないということです。

ママが辛くなく楽しく赤ちゃんと関われる方法が必ずあると思います。

入院中に決めることができなくても、退院後病院や地域の母乳外来を活用しながら母乳へ移行できた、ミルクへシフトしていった、トラブルを回避したというママさんは私の周りにもたくさんいました。

妊娠中からどっちにすると強く決めず産後の体調や気持ちに合わせてその時々で対応できるといいですね。