妊娠してマイナートラブルという言葉を聞くことがあると思います。
マイナートラブルとは、医学的に大きな問題にはならないけれど、妊娠中に起こる様々な不快な症状のことを言うそうです。
妊娠中は、便秘や腰痛、頻尿など人によってさまざまなマイナートラブルがあると思いますが、浮腫(ふしゅ・むくみ)は、妊娠中期から多くの人が悩むのではないでしょうか。
妊娠してからの自分の体の変化が面白く不思議な気持ちになりました。
それでも、むくむことで足がだるくなり動くことが嫌になるときもありました。
少しでもみなさんがむくみを解消できるヒントになればと思います。
妊娠するとむくむのはどうして?
「むくみ」とは、体に余分な水分がたまっている状態のことを言います。
静脈がつまったり、リンパの流れが滞ることで細胞と細胞の間に水分が溜まることでむくみになるそうです。
妊娠中、むくみが出現しやすい原因のひとつにホルモンの変化があります。
妊娠したことで、体に水分を溜め込む作用が働き、むくみに繋がります。
また、お腹が大きくなることで、下半身を流れていた血液が心臓の方に戻りにくくなることや、赤ちゃんの血液を確保するとため血液の量が増えることも妊娠中むくみやすくなることの原因のひとつだそうです。
食事で解消
塩分をひかえる
まず、むくみを軽減する方法のひとつに、塩分を控えた食事が上げられます。
妊娠していないときにも、しょっぱいものを多く含む食事を食べた次の日は顔がむくんでいたという経験は誰でも1度はあるのではないでしょうか。
塩分は、水分を抱え込む性質があるそうです。
そのため水分をうまく体から出すことができず水分が溜まってしまうことでむくみに繋がります。
薄味にすると食事がおいしいのかなと心配になる方もいると思いますが、かつおや昆布でだしをしっかりとる、レモン・薬味を使うなどで酸味や香りを取り入れることで塩分が少なくてもおいしいと感じるご飯ができます。
減塩味噌や減塩しょうゆをうまく使いながら料理するのもいいと思います。
カリウムを含む食べ物を取り入れる
カリウムには、塩分の排出を助けてくれる機能があるそうです。
カリウムは、ほうれん草・春菊などの葉野菜や、カボチャなどの緑黄色野菜、キュウリやナスなどの淡色野菜と、幅広く様々な食品に含まれていますが、特に、サトイモ・ヤマノイモ・サツマイモ・ジャガイモなどのイモ類に豊富です。
果物にも含まれていますが、糖分が多かったり、体を冷やしてしまうものもあるため、ほどよくとることが良いと思います。
体をあたためて解消
むくみやすくなる体の特徴のひとつに「冷え」があります。
体が冷えてしまうと血の巡りが良くなく水分が滞りやすいといわれています。
体をあたためることで、血液の流れが良くなりむくみの解消にも効果があるそうです。
湯船につかろう
忙しい生活を送っていると、湯船につからずシャワーだけで済ませてしまう人もいると思います。
毎日は難しくても湯船につかり筋肉をほぐす、体を温めることはリラックスができおススメです。
入浴が難しいときは、洗面器にお湯を入れ足だけ温かいお湯につける足浴も取り入れてみてもいいかもしれません。
レッグウォーマーを使おう
足首やふくらはぎをあたためておくことが、むくみ対策には効果があるそうです。
靴下を履くことも体を冷やさない工夫のひとつです。
私も妊娠中はレッグウォーマーをはきながらすごしましたが、足が常に暖かくすごせたのでおススメです。
冷たい飲み物、食べ物を控えよう
妊娠中は、なるべく常温の飲み物や温かい飲み物を取るように私も心がけていました。
むくみだけではなく、冷えは様々なマイナートラブルに繋がっているそうです。
季節やその日の体調、好みもありますが、無理せず体を冷えない生活を心がけることもむくみ解消に繋がっていくと思います。
マッサージで解消
妊娠してお腹が大きくなることで、下肢の血液が滞りやすいと先ほどかきましたが、足をマッサージすることで、血流が良くなります。
マッサージはむくみだけではなく、足がつってしまうマイナートラブルにも効果があるそうです。
湯船につかった後にマッサージするとより体がぽかぽかしてくるので、入浴とセットで行うと良いのではないでしょうか。
まとめ
妊娠中のマイナートラブルむくみの解消方法は・・・
・湯船につかる、レッグウォーマーの活用、飲み物からも体を温める生活をしよう
・マッサージを取り入れて血行をよくしよう
そのほかにも、着圧ソックスをはいたり、足を高くして寝ることも私は取り入れていました。
仕事をしているとなかなかゆっくり自分の体に向き合う時間は少ないと思いますが、入浴後の数分、寝る前の数分など時間を決めてマッサージすることを習慣化するのもいいのかなと思います。
妊娠中のむくみは病気の症状として現れている場合もあるそうです。
病気ではなく、妊娠したことによるむくみなのか、医師や助産師さんに相談しながら、自分で行えそうな解消方法が見つかるといいですね。