不妊の原因にはホルモンバランスや生活習慣の乱れもあるので、病院の治療と並行して生活習慣を見直すのがおすすめです。
病院に通いながら妊活をしている女性の中には、飲み物や食べ物に気を遣う人も多いでしょう。
豆乳は女性の体に良い効果をもたらす栄養素が豊富に含まれているため、妊活中の女性はぜひ飲んでみましょう。
今回は、豆乳が妊活中の飲み物にぴったりの理由などについて紹介します。
豆乳に含まれる栄養素は?
ホルモンバランスを整える効果のある豆乳は、イソフラボンや大豆たんぱく質などの栄養素が豊富に含まれています。
含まれる栄養素の中には美容効果やダイエット効果の高いものもあるため、妊活中以外の女性にもおすすめですよ。
ここでは、豆乳に含まれる栄養素の中でも女性に深い関わりのある栄養素について説明します。
イソフラボン
イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンに構造が似ているといわれている栄養素です。
エストロゲンは排卵が近くなるにつれて分泌が増えるホルモンで、子宮内膜を厚くする働きをしています。
子宮内膜が厚くなることで受精卵が着床しやすくなるため、妊活中の女性は豆乳などの大豆製品からイソフラボンを摂取しましょう。
また、エストロゲンには肌に潤いを与え、髪を艶々にする効果もありますよ。
大豆たんぱく質
大豆たんぱく質は植物性のたんぱく質のため吸収率が高く、満腹感を長く持続させる効果があります。
大豆たんぱく質を摂取することで食事量を少なめにし、間食をなくすことできるため、ダイエット中の人はぜひ飲んでみましょう。
オリゴ糖
オリゴ糖は腸内環境を整えるサポートをする栄養素で、便秘改善に効果があります。
生活習慣の乱れやストレスで便秘になりがちという人は、豆乳を飲んで便秘を改善してみても良いですね。
豆乳の飲み方
妊活効果だけでなく美容効果も高い豆乳は、たくさん飲めばより高い効果を得られるというわけではありません。
おすすめの飲み方を実践し、豆乳に含まれる栄養素を効率よく取り入れましょう。ここでは、豆乳の1日の摂取量や飲み方について説明します。
1日の摂取量は?
豆乳の1日の摂取量は200~600mlが適正といわれています。
豆乳は妊活効果だけでなく美容効果も高い飲み物のため、効率よく効果を得たいときは毎日継続して飲むのがおすすめです。
ただし、豆乳は一度にたくさん飲むとお腹がゆるくなってしまう可能性があるので、必ず数回に分けて飲むようにしましょう。
豆乳は温めて飲むのがおすすめ
豆乳の美味しさを保つために、開封後は冷蔵庫に入れて保存する必要があります。
しかし、冷蔵庫から出した豆乳をそのまま飲むと体が冷えてしまうので注意が必要です。
体の冷えは子宮の働きを悪くする原因にもなるため、豆乳は電子レンジで少し温めて飲むようにしましょう。
妊娠中は豆乳の飲み過ぎに注意!
栄養価が高くて妊活・美容効果を得ることができる豆乳ですが、妊娠中の大豆イソフラボンの過剰摂取はお腹の中の赤ちゃんの生殖機能に影響を及ぼすといわれています。
妊娠中は豆乳の摂取量を1日200mlに抑え、ルイボスティーなどの他の飲み物で水分補給をするようにしましょう。
妊活中におすすめの飲み物
妊活におすすめの飲み物は豆乳だけではありません。
豆乳の味が苦手という人は、別の飲み物で妊娠しやすい体を作りましょう。
ここでは、豆乳以外の妊活中におすすめの飲み物について説明します。
ルイボスティー
ルイボスティーには、ポリフェノールなど美容効果の高い栄養素が豊富に含まれています。
ポリフェノールは子宮の働きを促す効果があるため、妊活中の女性にぴったりですよ。
ノンカフェインなので妊活中だけでなく、妊娠中や授乳中でも安心して飲むことができます。
ルイボスティーにはむくみの解消にも効果的なため、妊娠中に体がむくんで辛い人はルイボスティーを飲んでリラックスしましょう。
たんぽぽ茶
冷え性の改善におすすめのたんぽぽ茶は、妊活中の女性だけでなく妊娠中・授乳中のお母さんにもおすすめの飲み物です。
たんぽぽ茶にはビタミン・ミネラル・鉄分が豊富に含まれており、ホルモンバランスを整える効果があります。
ホルモンバランスを整えることで生理周期が安定するため、妊娠しやすい体を作ることができますよ。
また、たんぽぽ茶は血流を良くすることで母乳の分泌を促すので、授乳中のお母さんもぜひ飲んでみましょう。
豆乳を飲んで女性らしい体を作ろう!
豆乳は女性ホルモンに関係している栄養素が含まれているため、妊活中の女性だけでなく美容効果やダイエット効果を得たい人にもおすすめの飲み物です。
妊活中の女性は病院での治療に頼るだけでなく、豆乳などの飲み物から妊娠をサポートする栄養素を摂取しましょう。