食べ物・飲み物は人間の体に大きな影響を及ぼしています。
不妊に効果的な栄養素を薬やサプリメントで摂ろうとしている人も多いのではないでしょうか。
薬やサプリメントはあくまでも補助なので、大切な栄養素は食事から摂るようにしましょう。
妊活と食べ物・飲み物の関係
不妊治療を行っている人の中には病院での治療に頼りきりで、食生活をはじめとする生活習慣が乱れている人も珍しくありません。
しかし、食材には様々な種類の栄養素が含まれており、中には妊娠しやすい体を作る上で重要な役割を果たすものもあります。
妊娠しやすい体を作るときは、治療に頼る前に自分の食生活を改めてみましょう。
妊活中におすすめの食べ物は?
偏った食生活は体調不良や生理不順を引き起こす可能性があるため、バランスの良い食事を心がけましょう。
ダイエット中だからという理由で食事制限を行う人もいますが、過度の食事制限は排卵障害の原因にもなるため注意が必要です。
ここでは、妊活中におすすめの食べ物について紹介します。
ビタミンEを多く含む食べ物
ビタミンEには抗酸化作用があり、体を若々しく保つのに効果的です。
体の血行を良くする効果もあるため、子宮が冷えるのを防いで働きを活発にしますよ。
ビタミンEを多く含む食べ物にはかぼちゃ・ほうれん草・さんま・アーモンドなどがあります。
ビタミンEは摂り過ぎによる副作用がないため、食事にあわせてサプリメントも活用してみましょう。
亜鉛を多く含む食べ物
亜鉛は男性ホルモンを作る役割があるため、男性に摂ってほしい栄養素です。
亜鉛が多く含まれる食べ物には牛レバー・牡蠣・里芋・昆布などがあります。
亜鉛が少ないと精子が作られにくくなり、精子の運動性も低下してしまいます。
精子は数が多くて運動性の高いものの方が妊娠の確立が上がるため、食事やサプリメントで積極的に摂っていきましょう。
妊活中におすすめの飲み物は?
ビタミンEや亜鉛など、妊娠しやすい体作りに効果のある栄養素は飲み物からも摂ることができます。
食べ物から栄養素を摂ることが難しいという人は、飲み物で栄養を摂取しましょう。
毎日の飲み物を変えるだけで、必要な栄養素を効果的に摂ることができますよ。
ここでは、妊活中におすすめの飲み物について紹介します。
アーモンドミルク
アーモンドにはビタミンEが豊富に含まれているため、妊活中にぴったりの飲み物です。
食物繊維も含まれており、ダイエット効果や美容効果を得ることもできますよ。
ルイボスティー
ルイボスティーには抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれており、子宮の働きを促す効果があります。
ノンカフェインなので妊活中だけでなく、妊娠中や授乳中でも安心して飲むことができますよ。
妊活中にNGの食べ物・飲み物は?
アルコール
過度なアルコール摂取は妊娠の確立を下げる可能性もあります。
無理に禁酒をしてしまうとストレスになってしまうため、飲む量や回数を徐々に減らしていきましょう。
妊娠中・授乳中のアルコール摂取は赤ちゃんにも影響を及ぼすので、妊活中から体を慣らしていくのがおすすめですよ。
スナック菓子やジャンクフード
スナック菓子やジャンクフードには、妊娠の確率を下げてしまうトランス脂肪酸という油が多く含まれています。
こちらも無理に止めてしまうとストレスに繋がるため、食べる量や回数などを減らすのがおすすめですよ。
料理で油を使用するときも、オリーブオイルなどの体に良い油を活用しましょう。
食事以外にも気を付けたい生活習慣
妊活中は食事以外の生活習慣も重要です。
規則正しい生活習慣は生理不順などの生理サイクルも改善するため、排卵日や生理予定日も把握しやすくなりますよ。
睡眠時間
良質な睡眠をとることで女性ホルモンの分泌を促し、妊娠しやすい体を作ります。
最低でも6時間は睡眠時間をとり、室温や服装など心地よい睡眠をとるための環境作りにも工夫しましょう。
適度な運動
適度な運動を行うことで女性ホルモンの働きを活発にし、卵巣に栄養が行きやすくなります。
無理な運動は継続するのが困難になるため、自分にあったレベルの運動を行うのがおすすめですよ。
子宮内膜に厚みが出て着床しやすくなる効果もあるので、食生活とあわせて見直していきましょう。
ストレス発散
食事や睡眠時間、適度な運動など、妊活は気を付けたい生活習慣が数多くあります。
しかし、無理をしすぎるとストレスになってしまうため、頑張りすぎも良くありません。
自分にあったペースで徐々に生活習慣を改善し、リラックスして妊活を行っていきましょう。
食生活を改善して妊活力を上げよう!
妊娠しやすい体は薬による治療だけでなく、食生活や生活習慣の改善も大切です。
規則正しい生活習慣はダイエットや美容にも効果がありますよ。
不妊の原因が分からないときは、自分の生活習慣を見直してみましょう。