妊娠すると、多くの女性がつわりに悩まされます。
つわりは症状が悪化すると妊娠悪阻になり、点滴や入院が必要になるため注意が必要です。
つわりによる吐き気が治まらないときは、つわりに効果のあるツボを刺激してみましょう。
つわりが起こる原因は?
妊娠によってあらわれる体の変化のひとつがつわりです。
5~6週ごろから始まるのが一般的で、主に5つの症状があります。
・吐きつわり
・食べつわり
・匂いつわり
・眠りつわり
・よだれつわり
つわりの原因ははっきりとは分かっていませんが、胎盤を作るときに必要なhCGというホルモンがつわりの症状を引き起こしているといわれています。
他にも、ストレスがつわりの原因になっているという説もあります。
つわりに効果のあるツボは?
つわりは妊娠中の女性の多くが体験する症状で、人によっては仕事や家事がままならないほど症状が強いこともあります。
つわりの症状が強いときは体を休めるのが一番ですが、仕事中などで休むことができないときはつわりに効果のあるツボを刺激してみましょう。
内関(※2)
内関は腕の内側にあり、内臓と深い関係のあるツボです。
つわりに悩む妊婦さんだけでなく、乗り物酔いする人やストレスをためてしまう人にも効果があります。
手と手首の境目部分から、ひじに向かって指を3本置いたところが内関の場所です。
吐きつわりの症状が強いときは、この部分を指で少し強めに押しましょう。
裏内庭
足の裏にある裏内庭は、嘔吐や腹痛に効果のあるツボです。
裏内庭は足の人さし指すぐ下にあります。
つわりによる吐き気に悩んでいるときは、この部分を指で押して刺激しましょう。
足三里
足三里は膝の近くにあるツボで、嘔吐だけでなく足のしびれなどにも効果があります。
妊娠中は足がむくみやすいため、足の疲れを取りたいときにもおすすめですよ。
足三里の場所は、膝の外側から下に向かって指4本を置いたところにあります。
つわりの軽減には背中のコリをほぐすのもおすすめ
吐き気などの症状が強いときは背中の筋肉が硬くなっていることもあるため、背中のコリをほぐすことでつわりの症状を軽減させることができます。
背中のツボは自分では刺激することができないため、家族にマッサージをしてもらうかホットパックなどで背中を温めましょう。
つわりを軽減させる方法は他にも
つわりを軽減させる方法はツボ以外にもあります。
つわりの症状によっても効果は異なるため、色々な方法を試して自分にぴったりのやり方を見つけましょう。
ここでは、つわりを軽減させる方法について説明します。
吐きつわりは食べやすいものを食べる
吐きつわりのときは無理に食べても吐いてしまう可能性があるので、吐きつわりのときはゼリーなどの食べやすいものを食べるのがおすすめです。
食べつわりは体重の増えすぎに注意
食べることで吐き気を抑えることができる吐きつわりですが、体重が増えすぎてしまうと妊娠高血圧症候群などを引き起こす可能性があります。
吐きつわりの症状がみられるときは1回の食事量を抑え、空腹を感じたときにこまめに食べるようにしましょう。
匂いつわりはマスクで対処
私自身も吐きつわりと匂いつわりに悩みましたが、マスクを着用することで匂いを和らげることができます。
衛生面にも考慮し、マスクは使い回しをしないようにしましょう。
眠りつわり
普段より眠気が強くなってしまう眠りつわりの場合、無理をしてしまうと体調の悪化や転倒などの事故につながる恐れもあります。
眠いときは寝て体を休めるのが一番ですが、仕事などで休めないときは顔を洗うなどして眠気覚ましをしましょう。
よだれつわり
よだれつわりとは、よだれの量が増えることにより口の中が不快に感じる症状のことです。
よだれの量が多いときはミント味などのあめを舐めて、口の中をさっぱりさせましょう。
症状にあった対処法でつわりを乗り切ろう!
つわりの症状を和らげる方法はツボを刺激するなど様々です。