妊娠中のお母さんにとって、赤ちゃんの成長具合や体の変化はとても気になるものです。
特に逆子は出産にも影響を及ぼすため、気になるお母さんも多いでしょう。
逆子を治すためには体操やお灸など様々な方法があります。
今回は、私自身も体験した逆子のお灸方法について説明します。
逆子とはどんな状態?
逆子とは、赤ちゃんの頭が上にある状態のことです。
赤ちゃんはお母さんのお腹の中で元気に動き回っているため、赤ちゃんが逆子の状態になるのは珍しいことではありません。
しかし、妊娠後期になると赤ちゃんの体も大きくなって動き回るスペースが少なくなり、逆子の状態から戻れなくなってしまいます。
そのため、妊娠後期になったらできるだけ早く逆子を治す必要があるのです。
逆子のリスクとは?
逆子は赤ちゃんの足が下を向いた状態なので、普通に出産しようとすると途中で手足が引っかかるなどの危険を伴うことがあります。
そのため、臨月近くまで逆子の場合は帝王切開になることがほとんどです。
経腟分娩を希望するお母さんも多くみられますが、逆子が治らなかったときはお母さんと赤ちゃんの安全を第一に考えましょう。
最近は医学も発展しているため術後のトラブルなどの発見も早く、帝王切開でも安心して出産することができますよ。
逆子のときの胎動は?
逆子はエコーだけでなく、胎動によっても知ることができます。
赤ちゃんはお母さんのお腹の中で足をバタバタ動かしています。
そのため、下腹部に胎動を感じることが多々あります。
逆子の治療中は赤ちゃんの胎動にも気にかけ、赤ちゃんがお腹を蹴る位置が変わったかどうかを確認しましょう。
逆子に効果のあるツボは?
妊娠後期になっても赤ちゃんが逆子の場合、病院から逆子体操などの指導を受けます。
お灸をすることによって赤ちゃんの動きが活発になるため、治療は体操とお灸の両方を行うのがおすすめですよ。
逆子に効果のあるツボには三陰交と至陰の2つがあります。
それぞれのツボにどんな効果があるのかを知りましょう。
三陰交
三陰交は足の内くるぶしの頂点から指4本分のところにあります。
三陰交は体の血流を良くする効果があるため、妊活中の女性にもおすすめのツボです。
血行が良いと赤ちゃんが回りやすくなると言われているため、逆子に悩んでいるお母さんはこのツボを刺激しましょう。
お灸に通うのが難しい人は三陰交の部分を強く押すのがおすすめですよ。
至陰
至陰は足の小指にあるツボで、場所は小指の爪の生え際になります。
至陰はお灸のやり方にもコツがいるため初めから自分で行うのではなく、鍼灸院でやり方を教えてもらってから行いましょう。
逆子を治すためのお灸は産院や鍼灸院の先生と相談しながら進めるのがおすすめですよ。
お灸にはどんなリスクがあるの?
逆子を治すためのお灸は早産などのリスクはなく、安全性の高い治療方法だと言われています。
しかし、お母さんへの負担が全くないというわけではありません。
お灸のリスクを知り、自分にあった方で逆子を治していきましょう。
お灸による痛みがある
本格的なお灸はもぐさに線香で火をつけ、熱を与えることで刺激します。
火のついたもぐさが燃え尽きるのはあっという間ですが、その際に熱さと痛みを伴います。
痛みに弱い人は市販の張るタイプのお灸を活用してみましょう。
間違ったツボを刺激する可能性も
人間の体には数多くのツボがあります。
ツボは目に見えるものではないため、最初は鍼灸院でツボの場所を正確に把握するのがおすすめです。
逆子になったら通える範囲に鍼灸院がないかを調べ、逆子のお灸治療を行っているかどうかを確認しましょう。
必ずしも逆子が治るわけではない
お灸は安全性の高い逆子の治療方法ですが、100%逆子が治るとは限りません。
逆子と聞くと悪いイメージを持っている人も多いですが、出産日を事前に決めることができるなどのメリットもあります。
赤ちゃんが逆子だからと落ち込まず、メリットにも目を向けるようにしましょう。
体操とお灸以外の逆子治療は?
逆子を治す方法には外回転術というものもあります。
外回転術はお母さんのお腹の上から赤ちゃんの頭とお尻を掴んで回す方法です。
外回転術は行っている病院が限られているため、産院の先生に相談してみましょう。
お灸は正しい知識を持って行おう!
お灸はツボの場所が間違っていると期待する効果を得ることができません。
逆子についての治療方法を指導されたら自分が通える範囲に鍼灸院があるかを確認し、逆子を治すためのお灸治療を行っているかを確認しましょう。