妊娠中期~後期にかけては胎児の胎動を感じ、「お腹の中に赤ちゃんが居るんだな~!」とママもより赤ちゃんが生まれる実感がわいてくると思います。
ただし、その胎動も頻繁だったり、かなり癖があったりすると「お腹の中の我が子、大丈夫?!」と心配になりますよね。
今回はそんな胎動の中でも、特に特徴がある「しゃっくり」について詳しくご説明したいと思います!
胎児のしゃっくりは他の胎動とどう違う?
赤ちゃんがある程度大きくなり始めると、おなかの中での動きが外のママやパパにも分かるようになってきます。
初めての胎動を感じる瞬間はなんとも言葉に表せない感動に包まれ、嬉しいものですよね。
胎動は一般的には初妊婦さんは18~20週以降、経産婦さんではそれ以前に感じるママさんが多いようです。
胎動には、下記のような種類があります。
1.キッキング
→腕や足を曲げたり伸ばしたりする時に感じる胎動。妊娠後期は大きくなるため減少する事も。
2.ローリング
→妊娠初期~中期にかけて赤ちゃんが体全体で回転する際に感じる胎動。
お腹の中で何かがグルン!と回る感覚があるのが特徴です。
3.しゃっくり運動
→今回の記事のテーマでもある胎動です。
他の胎動とは違い、ピクッピクッと定期的に胎動を感じるのが特徴です。
妊娠後期にかけて感じる事が増える方が多いようです。
短い時には5分程度、長い時には30分程度もしゃっくりが続く赤ちゃんも!
まるで、お腹の中で心臓が動いているような感じ、とも言われます。
他の胎動とは違い、一定の場所が定期的に動き続けるので、見分けがつきやすい、とも言われています。
胎児がしゃっくりをする理由は?
私自身、妊娠後期に特にこのしゃっくりを感じる事が多かったのですが、続く時は本当に30分くらいしゃっくりし続けるので「お腹の中で、苦しんでいるのではないか…」と真剣に悩んだ事も。
それではなぜ、胎児はしゃっくりをするのでしょうか?
胎児がお腹の中でしゃっくりをする理由は、正確には解明されていませんが、下記のようないくつかの説が有力、と言われています。
1.呼吸の練習
→妊娠後期に差し掛かった赤ちゃんは、お腹の外に出た時に上手に呼吸が出来るよう、肺機能が成長してきます。
その過程で、呼吸の練習として横隔膜を上下に動かしている、と言われています。
この際、羊水を飲み込んで肺機能を高めていくようです。
ちなみに、赤ちゃんは羊水を飲み込むだけでなく、羊水の中でおしっこの練習もしているんですよ!
羊水は、赤ちゃんを衝撃から守るだけではなく、色々な活動の練習にも活躍しているんですね。
赤ちゃんはお母さんから直接栄養をもらっているので、羊水を飲み込んで栄養にする訳ではありませんが、飲み込みを繰り返すことで、羊水の入れ替えを行い、綺麗な羊水の状態を保っているとも言われています。
2.飲み込んでしまった異物を吐き出すため
先ほど、羊水の中で水の飲み込みをしている、と言いましたが、意図的な飲み込み以外にもうっかり水を飲み込んでしまった際に、異物を吐き出す活動が、しゃっくりとなるとも言われています。
赤ちゃんはお腹の中で「あくび」や「くしゃみ」等もしています。
この際に、羊水をうっかり飲みこんでしまう事があるそうです。
羊水には、異物が含まれている事もあるため、それを外に出すためにしゃっくりをしている、というわけです。
胎児のしゃっくりまとめ
以上、胎児のしゃっくりについて、簡単ではありますが、
どんなものか?
何故起こるのか?
についてまとめました。
他の胎動に比べて長時間・定期的に続くこともあり、ちょっと心配になるママもいらっしゃるかと思いますが、外に出て呼吸をしたり、異物が入った際に吐き出すという、外に出てきてからの練習をしている説が有力で、実際、頻繁にしゃっくりをしていた赤ちゃんは元気に育つ事が多数のようです。
お腹の赤ちゃんがしゃっくりしているのを感じたら「今日も赤ちゃんが元気なんだな♪」と前向きにとらえ、出産に向けて、準備を進めてゆきましょう!