授乳中に赤ちゃんが寝てしまうこと、よくありますよね。
病院からは左右合わせて10分ずつ授乳してくださいねと説明されますが、授乳を始めるとすぐに寝てしまうことはよくあります。
授乳のたびに赤ちゃんを一生懸命起こしているけど起きない、ゲップは起こしてでもさせないとダメ?と悩んでいる方への記事です。
赤ちゃんはどうして寝てしまうの?
新生児期の赤ちゃんはまだ朝と夜の違いがわかりません。
1日の大半を寝て過ごしています。
授乳中に寝てしまう原因は、以下の通りです。
疲れて寝てしまう
母乳やミルクを飲むことにはものすごい体力を使います。
身体全身を使って一生懸命ミルクを飲むので、疲れて寝てしまいます。
安心して寝てしまう
ママの匂いや母乳の匂いなどは赤ちゃんを安心させます。
また、口で何かを加えていると安心するのです。
お腹がいっぱい
新生児は胃がとても小さいので一回で飲める量がとても少ないです。
お腹がいっぱいになって寝てしまうこともあります。
寝てしまった場合、起こしてでもミルクや母乳を与えるべきでしょうか。
状況によって判断をした方が良いかと思います。1度は起こしてみるのも良いと思いますが、全く起きないこともありますよね。
また、授乳中に寝てしまうと目が覚めた時に「さっきまで飲んでいたのに!」と赤ちゃんが目覚めた際に泣いてしまうこともあります。
起こさなくても良い場合
赤ちゃんの体重増加に問題がない
前回の授乳から1〜2時間程度しか経っていない
起こした方が良い場合
体重があまり増えていない
前回の授乳から3時間以上空いている
もし、不安であれば自己判断をせずに助産師さんや保健師さん、小児科医に相談すると適切なアドバイスを受けることができると思います。また、母乳外来もおすすめです。
私の娘の場合は、二ヶ月になった際に保健師さんによる家庭での検診があり、相談をしました。
すると、母乳過多の可能性があると指摘され、近くの母乳外来を紹介していただきました。
実際に娘は私の母乳が多すぎて吸うこともできないまま、飲まされ続けて苦しくなっていたことがわかり、食生活を見直したり、授乳の間隔を開けたり、授乳時間を減らすことで解決していきました。
このような原因が判明すると、どのように行動をすれば良いのかわかり、安心できるかと思います。
寝てしまった赤ちゃんを起こす方法
赤ちゃんは寝てしまうとミルクを飲まないだけではなく、ゲップもできません。
ゲップができないと窒息してしまう可能性もあるのでできるだけ起こしたいですよね。
下記、赤ちゃんを起こす方法があります。
寝てしまう前に乳首を離す
病院では助産師さんに両胸10分授乳をしたら交代と指導される方が多いかと思います。
しかし、寝てしまう赤ちゃんの場合、10分は長すぎます。
うとうとしてきたら、5分毎に左右を交代させ、3分おきに交代させと交代までの時間を短縮していくのも有効な方法です。
足の裏を刺激する
多くの赤ちゃんは身体の感覚が敏感だそうです。
足の裏をくすぐったりつねったりする方法は病院の助産師さんがよくしていました。
オムツを変える
オムツを変えることで目が覚めることがあります。
どうしても寝てしまって起きなかったら
吐き戻し防止枕を使用する
ミルクが原因で窒息してしまうことがあります。
頭を高い位置になるように固定することで窒息の防止にはなります。市販で吐き戻し防止枕も売っています。
また、そのような枕がない際はバスタオルを丸めて赤ちゃんの頭の位置を高くする方法もあります。
顔を横にむかせる
仰向けになっていると吐き戻しをした際に逆流してしまい、窒息の原因になってしまうので上手に吐けるように横にむかせる方法があります。
まとめ
赤ちゃんは1日の大半を寝て過ごしています。
授乳をするだけでも全身の体力を必要とします。
もし、授乳中寝てしまった際は赤ちゃんの状況を見ながら、起こすか起こさないか判断をしましょう。
不安な際は小児科、助産師、保健師、母乳外来などに相談しましょう。
どうしても寝てしまった際、出来る限りゲップをさせた方が良いです。
しかし、できない時は、吐き戻し防止や顔を横にするなどの窒息を防ぐ工夫をすると安心できます。