乳児の肌は弱くかぶれなどを起こしやすくデリケートです。
オシッコやウンチに気づかずそのままにしておくと、赤ちゃんの敏感な肌はオシッコやウンチの刺激で肌のかぶれなどをおこしてしまいます。
オムツがぬれている時間をできるだけ短くし、お尻を清潔にしてオムツかぶれのような皮膚炎を防いであげましょう。
また、オシッコやウンチの状態・回数を観察して元気で心地よく過ごせているか健康状態の確認をすることができます。
回数、ウンチのやわらかさや色、量などがいつもと違っていないかをよく観察して赤ちゃんがご機嫌で過ごせているかに気づいてあげましょう。
赤ちゃんは言葉で伝えることができません。気をつけて普段の状態を知り変化に気づいて守ってあげることが大切です。
オムツ交換のタイミング
基本は赤ちゃんがオシッコやウンチをしたらオムツを交換します。
新生児では1日10~12回のオムツ替えが目安となります。
オムツの汚れるタイミングには個人差があります。
そして赤ちゃんがオムツを変えるタイミングのサインを毎回出してくれるとは限りません。
まずは授乳の前後やねんねから起きたときなどに確認をしましょう。
オムツが汚れたり濡れたりすると赤ちゃんも気持ちが悪いのでねんねから目覚めご機嫌ななめになるでしょう。
ですが月齢が低い時期はオシッコの回数も多く、オシッコをしても泣かないこともあります。
しばらくは2~3時間に1回くらいのペースが目安と考えましょう。
ですがうまれたばかりの赤ちゃんはねんねの時間が長いです。
よく眠っている赤ちゃんを起こしてまで替える必要はありません。
赤ちゃんの眠っているときはママもお休みしましょう。
ウンチをしたときはにおいでだいたいわかります。
ママがときどき赤ちゃんのお尻に鼻を近づけてにおいをチェックしているのをみかけたことがあるのではないでしょうか。
紙オムツの利用
紙オムツの場合、オシッコお知らせのマークがありオムツ交換のタイミングを確認できます。
オシッコのつく部分に黄色い線がひかれていて、オシッコでぬれると線が青色に変わりオムツが濡れたことを知らせてくれます。
紙オムツは吸収力や通気性に富んでいますが赤ちゃんにとっては肌着と同じです。
少しでも汚れていたら取り替えてあげましょう。
オムツ交換で体調管理
風邪や発熱などで体調をくずすと下痢や軟便になりがちです。
肌が赤くなっているというときは、特にいつもより頻繁にチェックしてあげましょう。
赤ちゃんは体が大きくなるごとに膀胱にためるオシッコの量が増えてオシッコの回数が減ってきます。
成長するにつれてオムツ替えの回数もだんだんに減ってくるのです。
オムツ交換で赤ちゃんの体調管理ができたり、成長に気づくことができるということですね。
オムツの交換手順
オムツとおしり拭きをひろげて準備しておきます。
おしりの下に手を入れて持ち上げ新しいオムツをおしりの下の腰の高い位置まで深くさし入れます。
紙オムツはテープがついているほうが背中側です。
オムツを広げ、内側のギャザーをたてましょう。
よごれたオムツを広げます
便の様子 皮膚の様子を確認しましょう
おしり拭きで前から後ろに向かって拭きましょう
ひと拭きごとに拭く面を変えてきれいな状態でやさしく拭きましょう
男の子の場合陰嚢に便がつきやすいのできれいに拭いてあげましょう
やさしく声をかけ、あやしながらご機嫌をとって行いましょう。大切なスキンシップの時間です。
おしりの下に手を入れて汚れたオムツを引き抜き外します
呼吸の妨げにならないようにオムツをつけましょう
オムツ交換のコツ
男の子の場合、おちんちんが上向きになっていたり、ギャザーの上に乗ってしまったりしているとおしっこがもれてしまうことがあります。
おちんちんを下向きにして、しっかりオムツで覆うようにしましょう。
オムツは上の方はおへそにオムツがかからないように当てます。(おへその下)
新生児期の赤ちゃんはおへそがジュクジュクしています。
できるだけ圧迫しないようにしましょう。
大腿はできるだけ広く出すようにあててあげましょう。
テープは左右対象となるように止めましょう
赤ちゃんは複式呼吸です。オムツに指2本が入るくらいの余裕をもたせましょう。
オムツが内側に巻き込まれていないかを確認しましょう。(ギャザーを外側に出します)
太ももまわりも指1本入るくらいのある程度のゆるみを持たせてあげましょう。
衣類を整えましょう。
その他
汚れたオムツは内側にまるめて廃棄しましょう。
きちんとオムツをつけているのにもれる場合はおむつをサイズダウン、お肌にゴム跡が残る場合はサイズアップを考えましょう。
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まとめ
オムツ交換は赤ちゃんのデリケートな肌を守ったり、赤ちゃんが健康であるかのチェックのできる大切な時間です。
しばらくは回数も多く大変ではありますが、赤ちゃんを心地よく気持ちを安定させてあげられる時間と考えて行いましょう。
ママやパパが赤ちゃんに直接触れて笑顔でやさしく声をかけてあげることは赤ちゃんにとってはとても嬉しい時間になりコミュニケーションをたくさんとることで愛情も伝わっていきます。