妊娠がわかり喜びもつかの間、体の変化や不快な症状にとまどうことも多いと思います。
妊娠初期=つわりがつらいというイメージの方も多いのではないでしょうか。
つわりって何?
つわりが出る症状や時期は個人差がありますが、7割の人がつわりを経験するといわれています。
よくドラマでは気持ち悪い・・・妊娠かもしれないというシーンがあります。
現在は妊活している方も多くいるため、妊娠がわかってからつわりが現れるという人も増えているのではないでしょうか。
母になることへの不安や出産、仕事などの精神的なストレスからもつわりが悪化することに繋がっているとも言われています。
どのくらいで落ち着くの?
つわりで気持ち悪く体調が優れない日が続くと、いつまで続くのだろうと不安になる方もいると思います。
多くの女性は、胎盤が完成する15週ごろには落ち着く人が多いといわれています。
長いなと感じる人もいると思いますが、つわりはまだお腹が大きくない妊娠初期に妊娠していることを実感できるひとつの症状だとも思います。
つわりが落ち着く時期には個人差がありますが、必ず終わりがあること、正常な妊娠の反応のひとつだと思うと少し気持ちが軽くなる気がします。
いろいろなつわり
つわりと聞いてイメージする症状には「気持ち悪さ」「吐く」ことが知られていますが、様々なつわりがあるそうです。
吐きづわり
船酔いしたときのような感じがずっと続いているため、食べ物を食べても吐いてしまう多くの人が経験するつわりのひとつです。
常に気持ち悪いことが多く、トイレからなかなか出られない人もいるそうです。
食べづわり
吐きづわりと同じように多くの人が経験するもうひとつのつわりです。
お腹がすくと気持ち悪くなり吐いてしまうため、常に何か食べているという人のつわりです。
朝起きた時、空腹で吐き気が強まることも多いのもこのつわりの特徴だと思います。
においづわり
妊娠中はホルモンも変化もありにおいに敏感になります。
今までは気にしていなかったにおいでも、そのにおいをかぐと吐き気がこみ上げてくるつわりです。
炊き立てのご飯のにおい、柔軟剤、電車内のにおいなど人それぞれ不快だと感じるにおいは様々あるそうです。
眠りづわり
名前のとおり、眠くて仕方がない症状のつわりだそうです。
吐き気や嘔吐があるわけではないためあまり知られていないそうですが1日中眠くて眠くて布団から出ることもできない人もいるそうです。
「つわり=吐き気」と思っている人が多いので、つわりであると気付かない方も多いようです。
よだれづわり
よだれがたくさん出るつわりのひとつです。
吐きづわりや食べづわりとあわせて出る方もいるそうです。
当時は「よだれづわり」があることを知らず、あふれ出てくるよだれに戸惑っていました。
ほかにも、人ごみで気持ち悪くなる、文章を見ていると気持ち悪くなるなど、人によって様々な気持ち悪さ、吐き気が表れるのが妊娠中の不快な症状のひとつだと思います。
つわりの対処方法
時期が着たら消失する、軽減するといわれているつわりですが、辛い時期の乗り越え方を紹介します。
吐きづわり
気持ち悪いから何も食べたくないという方がほとんどですが、脱水になってしまっては体のだるさも増してくるので、何か食べられる、飲めるものを見つけておくといいと思います。
・炭酸水
・アイスクリーム
・トマト
・飴
・ゼリー
・果物など
食べづわり
お腹がすくと気持ち悪くなるため、こまめに食べるようにするといいそうです。
体重増加も気になるところですが、つわりの時期は一時的なので、食べられるものを少しずつ食べ、つわりが落ちついたらバランスの取れた食事を意識するようにできるといいですね。
朝に症状がひどくなる人は、枕元に水分や軽食をおいておき、朝起き上がる前に食べるのもひとつの対策です。
においづわり
つわりが辛い時期は体調にあわせ無理にご飯は作らず、旦那さんに協力してもらいつわりの時期をしのいでもいいと思います。
マスクやハンカチを使ってにおいをかがないという方法もためしてみてもいいと思います。
よだれづわり
あまり有効な対策はありませんがよだれを飲み込むことが難しいため、トイレやペットボトルに出す方法を皆さん試しているそうです。
あまりにつわりで体調が優れないときには、「母性健康管理指導事項連絡カード」を活用してみるのも一つだと思います。
妊婦健診時に医師が必要だと判断した場合、カードに記入してもらい、職場に提出することができます。
通勤時間を遅らせたり、休憩時間を調整したりしてもらうことができ、働きやすくなると思います。
カードは厚生労働省のHPからもダウンロードできますが、母子手帳にも記載されています。
医師と相談しながら働き方を調整してみるのも、妊娠初期のつわりの時期を乗り切るひとつの方法だと思います。
まとめ
妊娠中約8割の人がつわりを経験します。
・大体の人が16週ごろには軽減してくる
・吐きづわり、食べづわり、においづわりなど症状も対策も個人差が大きい
・医師と相談しながら働き方を見直してみる
妊娠初期の喜びとつわりの辛さで不安も大きいと思います。