妊娠するとホルモンバランスが大きく変化するため、様々な症状があらわれます。
特に妊娠初期にみられる症状は風邪と似ており、妊娠かどうかの判断に悩む人も多いでしょう。
今回は、妊娠初期にみられる症状について詳しく説明します。
妊娠初期症状とは?
妊娠初期症状とは妊娠1~4ヶ月頃にみられる症状のことで、ホルモンバランスの変化や、赤ちゃんにあわせて子宮が大きくなるのが原因で起こるといわれています。
妊娠初期にみられる主な症状は、つわり・むくみ・便秘・めまいなどがあげられます。
これらの症状はホルモンバランスが乱れる生理前にもみられるため、妊娠しているかどうか悩む人も多いでしょう。
風邪と間違えやすい症状は?
妊娠初期には、風邪に似た症状が現れることがあります。
妊娠中はお母さんが服用する薬の成分が赤ちゃんに影響を及ぼすこともあるため、風邪薬を飲む前には妊娠の可能性についても考えましょう。
微熱
子宮内膜を厚くする働きがある黄体ホルモンは、妊活中だけでなく妊娠中にも必要不可欠な女性ホルモンです。
妊娠中は黄体ホルモンの分泌によって高温期が続くため、風邪による微熱と勘違いしてしまうことも珍しくありません。
悪寒
悪寒とは、熱があるときに感じる寒気のことです。
先ほども説明した通り、妊娠中は黄体ホルモンの関係で高温期が続きます。
体が火照った状態が続くため、悪寒を感じることも珍しくありません。
鼻水
妊娠初期に鼻水や痰がみられる症状のことを、妊娠性鼻炎といいます。
妊娠性鼻炎は風邪などのようにウイルスが原因ではないため、無色でサラッとした鼻水・痰が特徴です。
頭痛
妊娠初期は黄体ホルモンの分泌によって血管が拡張し、頭痛を引き起こす可能性があります。
この頭痛は自然に起こるものなので、無理をせずに休む対処法がおすすめです。
しかし、血圧が高くなる妊娠高血圧症候群でも頭痛を引き起こすことがあります。
妊娠高血圧症候群は最悪の場合赤ちゃんとお母さんの命を危険にさらすため、病院で適切な治療を受ける必要があります。
喉が痛いのは風邪のせい?
妊娠初期にみられる症状は風邪とよく似ていますが、喉の痛みは風邪が原因であることがほとんどです。
しかし、冬の季節は喉が乾燥することで痛みが起こることがあるため、喉が痛いときでも妊娠している可能性はあります。
妊娠初期の症状は様々で、人によってみられる症状は異なります。
1つの症状だけに着目するのではなく、他にも妊娠の予兆がないかを確認してみましょう。
妊娠かどうかを判断方法は?
妊娠初期にみられる症状は色々ありますが、生理前症候群や風邪による症状の可能性もあります。
妊娠かどうか気になったときは、市販の妊娠検査薬を活用してみましょう。
妊娠検査薬のしくみ
妊娠検査薬はhCGという妊娠中に分泌されるホルモンに反応します。
市販でも販売されている妊娠検査薬はかなり正確で、尿をかけるだけで妊娠かどうかを検査することができますよ。
ただし、hCGは子宮外妊娠でも反応するため、胎嚢が確認できる時期には病院でエコー検査を受けましょう。
いつから使えるの?
着床したばかりのころはhCGの分泌量が少ないため、妊娠をしていても検査薬が陰性になることがあります。
そのため、妊娠検査薬は生理予定日から一週間後に使用するのがおすすめです。
早く結果を知りたいという人は、生理予定日当日から使える早期妊娠検査を活用してみましょう。
販売している場所は?
妊娠検査薬は薬局や通販サイトで購入することができます。
値段もお手頃なため、妊娠かどうか気になる人はぜひ活用してみましょう。
早期妊娠検査は医療用体外診断用医薬品なので、薬局での取り扱いになります。
購入前には薬剤師から商品についての説明があるため、正しい方法で妊娠かどうかを検査してみましょう。
症状がつらいときは無理をし過ぎない!
妊娠初期には様々な症状がみられますが、どの症状も無理をしすぎると悪化してしまう可能性があります。