妊娠後期・臨月・正期産…と妊娠が近づいてくるにつれて、「陣痛がくるんじゃないか…」と不安になりますよね。
ただ、毎日不安に駆られ過ぎるのはお腹の赤ちゃんにとってもよくありません。
今回は、陣痛が起こる前に見られる兆候と、兆候が起こった際の対処法
更に陣痛が起こったらどうするか?についてまとめました。
陣痛が起こる前に見られる兆候とはどんなものがあるの?
陣痛が起こる前に見られる兆候は諸説ありますが、ここでは具体的にいくつかの兆候をご紹介致します。
1.お腹の張る回数が増える
「お腹が張る」とは子宮が収縮して、下腹部がかたくなる事です。
出産の準備段階で起こる現象なのですが、この回数が増えてきた、と言う事は本格的な陣痛が始まる前の可能性が高い、と言えます。
身体が痛くなったり辛くなったり、陣痛に向けて不安になったりすることもあるかと思いますが、横になったり座ったりして、リラックスをして下さい。
2.胃が楽になり、食欲が出てくる
出産に向けて赤ちゃんの頭が骨盤内に下がってくると、それまで赤ちゃんによって圧迫されていた胃などの消化器官が解放され、急に食欲が増してくる事があります。
急に食べられるようになって嬉しいかと思いますが、陣痛前に食べ過ぎると辛いですし、体重が既にオーバー気味の妊婦さんはくれぐれも食べ過ぎには注意して下さいね!
3.胎動が少なくなる
今まで活発に動いていた赤ちゃんが、急に静かになる場合も、赤ちゃんが生まれてくる準備段階の一つです。
赤ちゃんが出産のため、骨盤の方に降りてくることによって、今までのように自由に動けなくなります。
骨盤に赤ちゃんの頭が入ったら、じきに陣痛が起こると言われています。
ただし、陣痛が起きても「赤ちゃんが全く動かない」という事は無いです。
1時間以上胎動を感じない場合は、赤ちゃんの具合が悪い事があるので、
かかりつけの産婦人科に連絡をしてみて下さい。
4.トイレが近くなる・頻繁かつ少量になる
赤ちゃんが下がってくる準備をする事によって、膀胱が圧迫されますので、トイレが近くなったり、残尿感が残る事があります。
「膀胱炎かも…」と思う方もいらっしゃる位、ですが、これも出産が始まる兆候の一つですので、安心して下さいね。
また、トイレが近くなるのは嫌かもしれませんが、妊婦さんの身体は血液量も通常よりも多く、水分を取らないと脱水・病気の原因にもなってしまいますので、水分はしっかり取って下さい。
5.足の付け根が痛くなる
赤ちゃんが骨盤に降りてくる事によって、骨盤・足の付け根、そして脚全体が突っ張り、痛くなる方もいらっしゃいます。
赤ちゃんがぐりぐりと骨盤を押しながら外に出ようとしている合図です。
赤ちゃんが居る場所や押している場所によって、痛みの箇所や程度は異なります。
痛みを感じたら横になって休んで下さいね。
もちろん、「この兆候が起こる人が居る」というだけで、
兆候が起こらずに出産を迎える人もいます。
あくまで、参考までにご覧くださいね。
また、こちらの新堂産婦人科のHPにも記載があるように、陣痛の兆候を感じた場合は、入院用品の再点検を実施し、いつでも入院できる準備を整えておきましょう。
https://www.shindo-maternity.jp/hospitalization/
他、家族にも「もしかしたら陣痛が来るかも」という旨を伝えておくのと併せて、ご自身も陣痛に備えて、外出は控え、自宅で待機をして下さい。
陣痛がはじまったらどうする?!
さて、陣痛がはじまる前の兆候をいくつかお伝えしましたが、
いざ、陣痛が始まった!と言う時はどうしたらいいのでしょうか?
一般的には、初妊婦さんは陣痛の間隔が10分ごと、経産婦さんは陣痛の間隔が15分ごとになったら、病院に電話するようにという指示をしている産婦人科さんが多いようです。
ただし、「破水」が先に始まってしまった場合は、赤ちゃんの羊水が外に漏れ出ている状態ですので、至急入院が必要です。
破水か分からない…という場合も、念のため、病院で診てもらうことをおすすめします。
ちなみに破水の色は無色透明、臭いは無臭もしくは生臭い、他、尿とは違って自分の意思で止める事が出来ない などの特徴がありますよ。
いずれにせよ、このような症状が起きたら、入院、その後分娩に至る可能性が高いですので、入院の準備をして、病院に向かって下さい。
くれぐれも無理の無いよう、可能であれば、家族に送ってもらう、もしくは陣痛タクシーを利用するなどの方法をとって下さい。
陣痛が起こる前に見られる兆候とその後の流れまとめ
以上、陣痛が起こる前に見られる兆候と、その後の流れについてまとめました。
出産が近づいてくると、いつ生まれるのか、陣痛は痛いのか…など不安に駆られる事も多くなるかと思います。
赤ちゃんが「大丈夫!」と思ったタイミングで出てきますので、焦らず、出産後の生活に想いを馳せながら、残り少ないマタニティ―ライフを過ごして下さい♪