内祝いとは、お祝い事の喜びを分かち合うためにお菓子やタオルなどのギフトを身内や親しい人へ贈る風習です。
現在では、出産祝いのお返しとして贈る人が多くみられます。
出産内祝いは贈る人との関係によって相場が異なるため、注意が必要です。
出産内祝いの相場は?
出産内祝いの相場はその人との関係によっても異なるため、ギフトを選ぶ際には注意が必要です。
ここでは、出産内祝いを兄弟に贈るときの相場について説明します。
相場を参考に出産内祝いのギフトを選び、子どもが生まれた喜びを分かち合いましょう。
兄弟への出産内祝いの相場
一般的に出産内祝いは貰ったお祝いの額の半分程度が目安といわれていますが、兄弟の場合は相手の年齢によっても異なります。
相手が兄・姉の年上の場合は貰った金額の3分の1程度、弟や妹の年下の場合は貰った金額の半額程度が相場です。
兄弟が結婚している場合は相場だけでなく、兄弟の配偶者のことも考えてギフトを選びましょう。
「お返しはいらない」と言われることも
兄弟などの身内の場合、「お返しはいらないので」と言われることもあります。
しかし、身内であっても出産祝いを貰ったらきちんと内祝いを贈るのがマナーです。
お返し不要といわれたときはギフトではなく、食事に招待してみましょう。
出産内祝いにおすすめの贈り物は?
出産直後は子育てや産後の体力回復などが影響するため、ゆっくり出産内祝いを選ぶことができません。
そのため、誰に何を贈るかをあらかじめ選んでおくことがおすすめですよ。
ここでは、出産内祝いにおすすめの贈り物について説明します。
出産内祝い専門のサイトやカタログなどでも人気の高いものばかりなので、出産内祝いを贈る際の参考にしてみてくださいね。
お菓子ギフト
お菓子のギフトは洋菓子・和菓子があるので、相手の好みによって選ぶことができます。
子どもに人気のキャラクターパッケージのものは、子どもがいる人への贈り物にぴったりです。
お菓子が数個詰め合わせになったプチギフトは、連名で出産祝いを貰ったときにも活用できますよ。
タオルセット
今治タオルなどがセットになっているギフトは使い心地も良く、幅広い世代に喜ばれる贈り物です。
タオルのデザインはシンプルなものから可愛らしいキャラクターデザインのものなど様々なので、贈る相手にぴったりのものを探してみましょう。
カタログギフト
相手の好みが分からず何を贈れば良いのか悩んだときは、カタログギフトを出産内祝いに贈ってみましょう。
カタログギフトだと相手が好きなものを選ぶことができるため、贈り物に悩んだときにぴったりです。
カタログギフトは選べる商品の数などによっても値段が異なるので、両親や職場の上司などに贈るときにも活用できますよ。
グルメ系ギフト
パスタソースや調味料ギフトなどの出産内祝いは、料理が好きな人にぴったりの贈り物です。
赤ちゃんの名前や写真を入れることができるものもあるため、特別な贈り物になりますよ。
出産内祝いを贈るときの注意点
出産内祝いを贈るときは相場だけでなく、のしなどにも注意が必要です。
マナーを守って出産内祝いを贈ることで相手からの印象も良くなり、今後も良い関係を築くことができますよ。
ここでは、出産内祝いを贈るときの注意点について説明します。
のしの作法は?
出産内祝いを贈る場合、のしには生まれた赤ちゃんの名前を書きます。
生まれた赤ちゃんの名前が分かりやすくなるよう、ふりがなをつけるのが一般的ですよ。
また、出産は何度あってもおめでたいことなので、結びなおすことができる蝶々結びののしを選びましょう。
ハンカチなど送ってはいけないものも
出産内祝いに適していない贈り物があります。
例えばハンカチは相手との縁を切るという意味があるため、タブーな贈り物のひとつです。
他にも刃物は「切る」という言葉を連想するので、出産内祝いなどのおめでたい出来事には向いていないといわれているので気をつけましょう。
贈る時期にも注意が必要
出産祝いを貰った後の内祝いは、赤ちゃんの生後30日前後が目安です。
産後は赤ちゃんのお世話や体調などで忙しい毎日になるので、出産前に目星を付けておいても良いですね。
最近では出産内祝いの専門サイトやカタログもあるため、ギフトを探しやすくなっていますよ。
マナーを守って出産内祝いを贈ろう!
赤ちゃんの出産はとても喜ばしい出来事です。
家族や友達、職場の人から出産祝いを貰ったときはマナーを守って出産内祝いを贈り、赤ちゃんが産まれた喜びを分かち合いましょう。